立浪部屋と関取紹介

2017年11月6日

元旭豊関が師匠を務める立浪部屋とは

現在の立浪部屋は当時の大島部屋に所属していた元小結旭豊関が、18年前にこれまで師匠を務めていた元関脇安念山関の定年退職に伴って師匠を交代する形で継承し現在に至っています。ちなみに、それまでの立浪部屋では戦前に活躍した第35代横綱双葉山関や第36代横綱羽黒山関、大関名寄岩関の所謂、立浪三羽鳥を輩出するなど、相撲部屋としては名門の1つと数えられた時代もありました。

その立浪部屋は茨城県つくばみらい市内の郊外に部屋を構えており、近くには公園や常磐自動車道があります。最寄り駅はつくばエキスプラスのみらい平駅で、そこから国技館へは1回の乗り換えを含めて1時間ほどかかり、かなり遠い位置にあることになりますが、部屋から最寄り駅までは徒歩5分で近い位置にあります。

立浪部屋に所属している力士は、十両で力真関と明生関の2人、幕下で天空海(あくあ)、三段目には羅王、飛天龍、北大地、越錦、白虎丸の5人、序二段には華吹(はなかぜ)、北洋山、幸奄美、刻竜浪、小櫻の5人、序ノ口には上戸、多良浪(たらなみ)、朱鷺、海波(みなみ)4人の計17人が所属しており、特徴としては四股名で独特の読み方が与えられている力士がいる点と、飛天龍と華吹以外、平成生まれで若手力士が多い点が挙げられます。特に、今年の春場所に入門した海波と多良浪は平成14年生まれ、即ち21世紀生まれの力士となっています。力士以外の他にも、行司は三役格のベテランを含めて2人、呼出と床山が1人ずつと世話人を務めている元幕下羽黒海の裏方職を含めて少なくとも24人が共同生活をしていることになります。

そのような立浪部屋の女将さんは旭豊関より一回り若く、実家での家業を継ぐための修行をしていたところ、部屋を継承して5年後に出会っておかみさんとしてその力を活かすようになりました。なお、立浪部屋での朝稽古の見学は後援会に入会すれば、必ずできる仕組みになっています。

立浪部屋の師匠、元小結旭豊関の紹介

現在、立浪部屋の師匠を務めている元旭豊関は昭和439月生まれの48歳で、少年時代は水泳を経験し、地方大会で入賞するほどの実力を示していました。父親の知人であることが縁となり、高校卒業後の昭和62年春場所に地元の愛知県から上京し、元大関旭國関が師匠を務めていた大島部屋に入門して初土俵を踏みました。

出典: http://sumodb.sumogames.de/Rikishi.aspx?r=21&l=j

旭豊関の強みは左四つに組んでから攻めていく内容で、右上手を取って投げることを得意にしていました。入門して1年間はリウマチ熱の病気などの影響から再出世を繰り返していましたが、この強みを活かして、その後は番付を上げていき、入門して6年半で関取の座を掴み、入門して丁度8年後の平成7年春場所には26歳で新入幕を果たしました。入幕後は引退する4年間、安定して幕内の土俵を務める実力を示すことができるようになり、1年後には平成の大横綱の1人である二子山部屋所属の第65代横綱貴乃花関から初金星を挙げることができ、その場所で三賞の1つである殊勲賞に輝きました。ここから1年間は幕内上位の番付に定着し、その間に敢闘賞を受賞したり、東関部屋所属の第64代横綱曙関からも金星を獲得したりする実績を残し、小結も2場所連続で務めることができました。ちなみに、この頃から同郷の有名俳優と似たような顔立ちから「角界の暴れん坊将軍」とも呼ばれており、師匠となった現在でも、「イケメン親方」と呼ばれているそうです。その後は幕内中位の番付で土俵を務める状態が続き、先述した2人からそれぞれ1回ずつ金星を獲得する活躍を示したものの、平成11年初場所中に30歳で現役を引退しました。引退後は1ヶ月ほど準年寄として、四股名のまま残って後進の指導に当たってしましたが、現役時代に婿養子になった関係から程なくして立浪親方として部屋を継承し、師匠として部屋を運営しています。

10歳代で新幕下全勝の実績を残している力真関

現在、立浪部屋で関取として活躍している力真関は平成710月生まれの21歳で、少年時代は相撲と柔道のスポーツを経験しており、特に小学校中学年から始めた後者の実力は地元熊本県の強豪高校からスカウトを受けるほどでした。中学校時代に旭豊関からスカウトされたことから、卒業後の平成23年技量審査場所に上京して立浪部屋に入門し、初土俵を踏みました。ちなみに、この頃は角界で問題が起きていた頃と重なり、入門が少し遅れる形になりました。

出典:http://www.sumo.or.jp/ResultRikishiData/profile/?id=3338

力真関の強みは廻しを取らずに突いたり、押し出したりして攻めていくことであり、相撲経験は少なかったものの、少しずつこの強みを活かしていき、入門して6年近く経った今年の初場所で関取の座を掴むことができました。そこから半年ほど経ちますが、安定して関取の座に定着しており、入幕できるかが期待される力士の1人ではないかと思います。ちなみに、幕下以下を表す取的だったころの平成26年名古屋場所では新幕下でしたが、18歳の若さで7戦全勝をする実績を残しています。

関取の座に定着できるかが期待される明生関

立浪部屋で関取として活躍しているもう1人は明生関であり、彼は平成77月生まれの21歳で、力真関と同じタイミングで入門し、同じ九州地方生まれという共通点を持っています。明生関は、少年時代から相撲中心の生活を送っており、小学校高学年のときには全日本小学生相撲大会で優勝するほどの実績を有していました。中学校卒業後の平成23年技量審査場所に地元鹿児島県から上京して、立浪部屋から初土俵を踏みました。

出典:http://www.sumo.or.jp/ResultRikishiData/profile/?id=3337

明生関の強みは左四つに組んでから寄り切るなどの寄りであり、この強みを活かす形で番付を上げていき、入門から2年弱で幕下に昇進するほどの実力を示しました。腰の病気などの影響で、やや成績は低迷してしまいましたが、入門してから5年半後の平成28年秋場所後に21歳で関取の座を掴むことができました。それから半年後の今場所には関取になって初めて勝ち越すことができ、今後は関取に定着し、入幕できるのかが期待される力士の1人となっています。