相撲部屋での1日について

2017年11月1日

相撲部屋24時 おかみさん奮戦記 (講談社プラスアルファ新書) | 中沢 嗣子 |本 | 通販 | Amazon

相撲部屋に入門すると、普段の生活とは一変すると思います。そこでは、力士として強くなるために、正しく太ることと、関節の柔軟性を高めることの2つが仕事の一つで、それらは相撲界独自の食事と稽古方法によって成せることです。相撲部屋の生活は上下関係が厳しい体育会系の寮生活のようなものだと考えると分かりやすいと思います。

まず、太るために朝食は取らずに起床したら直ぐに稽古が始まります。基本、番付が低い順から稽古が始まり、部屋によっては、まだ暗い朝の5時前から始める所もあります。稽古が終わるのは10時前なので、最大5時間程度みっちりと稽古して力士として相応しい筋肉と、ある程度柔軟な関節を作っていきます。稽古が終わると昼食のちゃんこ係が、ちゃんこを作りますが、これ以外の力士は風呂の時間となります。そして昼食の時間になるのですが、先に食べるのは師匠・親方・関取で、番付が低い力士は最後になるので、その間は、後ろに付いて、おかわりなどに応じなければなりません。一般的にちゃんこを指す、ちゃんこ鍋は昼食で出ることが多く、しっかりと量を取ることを目的にしています。昼食が終われば、後片付けをしてから昼寝の時間に入り、1時間程度取ります。ここまでの流れをおさらいすれば、朝食なしで、昼食をしっかり食べて寝るので、相撲部屋での生活で太りやすくなるのは納得できると思います。

昼寝が終われば、大部屋で寝泊まりしている取的の力士は全員で部屋全体掃除の時間をとります。その後は夕食のちゃんこの買い出しに行ってから、作成し、頂くという流れです。ちなみに、この買い出しの際は自転車で移動する部屋もあり、この際に翌日の昼食の分も買ってくるので、相撲部屋の近くに住んでいる人などは、戻ってくるときは大量の食材を積んで自転車を走らせている光景を目にすることができます。

夕食後には各自、自由時間が設けられているので、この間に自分の好きなテレビや漫画を見るなどして過ごすケースが多いそうです。部屋によって異なりますが、夜10時には消灯して明日の稽古に備えます。

このような生活を相撲部屋では毎日繰り返しています。