人気力士の要素について

2017年11月17日

力士も人間なので、キャラクター性が1人1人異なっていて、それらの個性や強さなどによって人気が出るか否かが決まってきます。

力士プロフィール – 千代丸 一樹 – 日本相撲協会公式サイト
http://www.sumo.or.jp/ResultRikishiData/profile?id=3040

例えば上記画像の力士は千代丸関で、最近よく耳にする「ゆるキャラ」として、「スー女」と呼ばれている女性の相撲ファンに人気があります。この力士は3年前に、幕内に上がりましたが、今は十両に定着しており、テレビで見る機会は少なめですが、ここまで周知されたのには全体的にボールのような丸々とした体型であることだけでなく、本人の公式ツイッターに寝顔を投稿するなど自らも情報を発信した事などが挙げられると思います。ちなみに本場所で千代丸関が土俵に上がるだけでも、周囲から黄色い声が一気に聞こえるほど人気があります。この他にも、臥牙丸関などのように、勝った時や負けた時に嬉しい気持ちや悲しい気持ちが、顔や態度にする現れる点から、かわいいと人気があり力士もいます。昔の力士はたとえ負けて悔しくても顔に一切出すなと厳しく指導されていて、無表情で振る舞うのが普通でしたが、最近は気持ちを素直に出す力士も増えてきて、このパターンはかわいいとして人気が集まりやすいと考えられます。

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力士の見た目で人気を集める例として、かわいい他にもイケメンであることも考えられます。このパターンでは遠藤関や勢関などが考えられます。下の画像が遠藤関です。たしかに、格好いい感じがして、「スー女」だけでなく、男性にも人気があるのも納得ができると思います。ちなみに遠藤関は幕内力士で一回大怪我をしていましたが、最近は復調していて、実力を示すようになり、成績も少しずつ戻ってきています。

力士プロフィール – 遠藤 聖大 – 日本相撲協会公式サイト
http://www.sumo.or.jp/ResultRikishiData/profile?id=3464

このパターンは昔から人気を集めやすい傾向があると考えられます。例えば第65代横綱貴乃花関の父親で角界のプリンスとして呼ばれていた元大関貴ノ花関の二子山親方や北海の白クマと呼ばれていた元大関北天佑関の二十山親方などがいますが、この2人は、いずれも還暦前の若さで10年以上前に亡くなってしまいました。ちなみに阿武松部屋師匠の元大関益荒雄関は白いウルフと呼ばれていて遠藤関に近い感じで人気がありました。また、実績を伴ってきたので、格好良く見えるようになったことも一因ではないかと思います。

顔立ちの他にも、本来の土俵上の取り口や体格が特徴的で人気力士となるケースもあります。例えば、新入幕を狙っている十両力士の宇良関は立ち合いに足をすぐにとったり、反り技を見せたりするなど、独特な取り口で人気があります。このような例は里山関や一昔前の元小結舞の海関も同じです。また、石浦関や北播磨関のように明らかに体が小さい力士に対しては、逸ノ城関のような大型力士を倒したときに印象が残りやすいため、人気が集まりやすくなります。

同じ土俵上でも、取り組む前の仕草が面白いことから人気を集めた力士もいました。例えば現東関親方の元小結高見盛関は取り組みの直前に見せる体をバシバシ叩いて上下に腕を振る気合い入れや、現錦戸親方の元関脇水戸泉関も大量の塩まきなどは普通では考えられない仕草で人気がありました。

ただし、人気があるからと言ってファンの全員が好きであるとは限りません。例えば、先述した臥牙丸関のように、すぐに表情を顔や態度に出す力士について、若い人などファンになってそれほど年数が経っていない人は気にしないか、かわいいと感じると思いますが、年配のファン歴40年以上などベテランにとっては、それが力士として、みっともないと考えて、好ましくないと感じる人もいるかもしれません。また、昭和の大横綱として知られている第55代横綱北の湖関の、取り組みが終わった後に倒れた相手を放置して去っていく態度に関しても評価が2つに分かれています。本人は「倒れた相手に手を貸す行為によって相手が屈辱に感じるのでかわいそうだから」と考えを述べていますが、この考えに理解を示すファンもいれば、負けた相手を見捨てたから憎たらしいと嫌悪感を覚えるファンもいました。

これらのように、好みは人によって様々ではあるものの、人気が上がる要素として、成績が良いことだけでなく、もともとイケメンであることや、周囲と違った行為や取り組みをして目立つことなどが挙げられると思います。